産後の過ごし方の注意点。家事はいつから?食事は何を食べたらいい?体重はいつ戻る?

お産を終えて体が妊娠前の状態に戻るには、6~8週間かかります。

この期間のことを「産褥期」と言います。

この産褥期の間に、母体にはどのような変化が現れるのでしょうか。

知ればサポートの仕方も分かるね!

 

産後の身体の変化

子宮の回復と後陣痛

約1㎏あった子宮は、産後1週間で半分の500gとなり、6~8週間で妊娠前の60~70gに戻ります。

子宮の急激な収縮のために、産後3日くらいは時々お腹が痛むことがありますが、これは「後陣痛」と呼ばれるものなので心配ありません。

 

悪露

産後は子宮内や膣の傷から血液を含む分泌物が出てきます。

これを悪露といいます。

悪露は産後2~3日は血の色ですが、だんだん褐色に変わり、6週間ほどで黄色になります。

出産後40日くらいまでは、1日数回、茶色のおりものがみられる時もあります。

それ以上続くときは産婦人科を受診しましょう。

 

悪露は、量が多い間は専用ナプキン、減ってきたら月経用ナプキンを使用しましょう。

タンポンは細菌感染を起こしやすいので、使わないでください。

悪露が続く間はトイレのたびに外陰部を消毒し、清潔を心がけましょう。

シャワーは浴びても構いませんが、入浴は悪露がなくなってからにします。

 

月経はいつ始まる?

母体の回復状況や授乳状況によって個人差がありますが、月経の再来は早ければ産後3か月ごろです。

 

離床と家事

離床はいつから?

施設によって差はありますが、出産後、4~7日で退院になります。

家に帰ってからは体調に合わせて少しずつ日常生活に戻っていきましょう。

以前は産後はほとんど寝ていて、3週間後に布団を片付ける「床上げ」という習慣がありましたが、最近は早めに床を離れて日常生活に戻ったほうが良いとされています。

経過に異常がない限りは、できるだけ早く生活に戻るようにして、身体の回復を促進しましょう。

ただし、無理は禁物です。

 

家事はなんでもしていい?

ムリをしなくてもできることは退院後すぐにしても構いませんが、長時間の立ち仕事は避け、徐々に増やしていくようにしましょう。

また、重い物は持たないようにしましょう。

 

産後うつについて

産後の母体やホルモンバランスの変化とともに、心も変化します。

さらに赤ちゃん中心の生活になることで、知らず知らずのうちに緊張を感じ、心が疲れてしまうことも。

産後は身体だけではなく、心の健康にも注意が必要です。

 

マタニティブルーズ

産後からの数日間、一時的に気持ちの揺れが激しくなることを「マタニティブルーズ」と呼びます。

あくまでも一時的なもので、新しい生活になじんでいくうちに、自然に解消されていきます。

周りの人にも理解してもらい、あまり気にしないように過ごしましょう。

 

 


産後うつ

一時的ではなく、長期にわたって気分の落ち込みが深刻になるのが「産後うつ」です。

産後うつは心の病気ですので、不安や緊張、不眠や気分の落ち込みが続くようなら、病院や保健センターに相談しましょう。

早期に相談すれば、回復も早くなります。

 

産後の食生活の注意点

妊娠中はもちろんですが、産後も身体の回復のために、十分は栄養を摂りましょう。

偏った食事は肥満のもとになるので、バランスの良い食事を心がけましょう。

特に良質のたんぱく質(白身魚、肉類、卵、豆類など)、ビタミン(野菜、果物)、カルシウム(牛乳)、鉄分(豚、レバー、かつお、ホウレンソウなど)を多く摂りましょう。

 

 

母乳と食事

母乳育児の場合には、いつもより40%多いカロリーが必要とされています。

そのため3食以外にも食事の回数を増やすことを考えましょう。

母乳の出を良くするためには牛乳、スープなどによる水分補給も良いでしょう。

 

母乳はお母さんが食べた物の味になる!?

母乳の味はお母さんが食べたものによって変化します。

赤ちゃんは微妙な味の違いを感じ取って、母乳が不味くなると飲むのを嫌がったり泣いたりします。

授乳中はスナック菓子やケーキのように油脂や糖分が多いものや、清涼飲料水、ファストフードは控えましょう。

味付けや調味料にも気を配り、香辛料などの刺激の強いものも我慢しましょう。

たばこやアルコールはもちろん禁止です。

 

産後の肥満

産後は妊娠前より数kg体重が増えるのが普通です。

母乳が十分に出ている場合は半年くらいで元の体重に戻るのが理想ですが、1年以上経っても戻らない場合は、栄養の摂り過ぎや運動不足を考えましょう。

妊娠中・授乳中は栄養を充分に摂る必要がありますが、その後も沢山食べるクセが残らないようにしましょう。

 

母乳の出が悪くて混合栄養や人工栄養に切り替える場合は、その後の摂取カロリーを減らさないと太ってしまいます。

母乳の出を見ながら、適度な栄養を運動を心掛けるようにしてください。



 

さいごに

赤ちゃん中心の生活になり、心身の変化はもちろん、生活スタイルにも大きく変化があります。

とても幸せなことですが、環境の変化でストレスがかかるのは当然です。

頑張りすぎることなく、ゆっくりと慣れていきましょう。

 

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