母乳はいつからいつまで?母乳が出ない時は?できるだけ母乳で育てたほうが良いとされる理由

どの病院や産院でも、母乳育児は推進されています。

なぜ母乳で育てたほうが良いとされているのでしょうか。母乳の出が悪い時はどうすれば良いのでしょうか。

 

なぜ母乳で育てたほうが良いの?

母乳には赤ちゃんに必要な栄養素が含まれる他、様々な免疫物質が含まれており、赤ちゃんを守ります。

かむ力の発達のためにも大切ですし、なにより、母乳はお母さんと赤ちゃんの絆を強くしてくれます。

乳首を吸われることで子宮が収縮し、お母さんの身体の回復もすみやかになります。

母乳が充分に出ていれば、生後5ヵ月頃までは母乳だけで充分に育ちます。

母乳はSIDS(乳児突然死症候群)の発症を減らすと言われています。

母乳のメリット
・赤ちゃんの栄養素、免疫物質がたくさん

・かむ力が発達する

・母子の絆が深まる

・お母さんの身体の回復が早くなる

・SIDSの発症を減らすことができる

 

母乳をよく出すために

出産後1週間くらいすると、母乳の分泌も増えていきます。

最初のうちは時間や量にこだわらず、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがる量だけ吸わせてください。

頻繁に吸わせることで、乳首への刺激が脳にも伝わり、母乳を出すホルモンの分泌も活発になります。

個人差はありますが、母乳の出が安定するまで出産後2週間~1ヵ月ほどかかることもあります。

焦らず、ゆったりとした気分で、根気よく吸わせてみましょう。

母乳が出なくても焦らなくて大丈夫!

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母乳が足りているか心配な時

母乳は飲んでいる量がよく分からず、飲ませてもすぐに泣く赤ちゃんがいて、母乳が足りないのではと心配するお母さんも少なくありません。

けれど、1ヵ月検診までは欲しがるたびに母乳を吸わせてみてください。

やや小柄でも、母子手帳の身体発達曲線に沿って体重が増加していれば心配はないでしょう。

ミルクを補う必要があるかどうかは、検診時に相談してみてください。



赤ちゃんが泣くとき

これは助産師さんから聞いた小話。

生まれたばかりの赤ちゃんの胃はおちょこ1杯分しかないそうです。

おっぱいを飲んで、すぐにお腹いっぱいになっても、またすぐにお腹が空くのも分かります。

また、赤ちゃんは心が満たされても、お腹が満たされても泣きやみます。

お母さんに抱っこされて、心が満たされて泣きやんで、寝たと思って手を離したら、まだお腹は空いているのでまた泣き出してしまう。

なぜ泣きやんだのか見極めるのは難しいですね。

「なんで!?さっきおっぱいあげたでしょ!?」

と焦ってお乳を吸わせると、お母さんの焦りが伝わり、赤ちゃんは心が満たされなくなって、泣きやまなくなります。

一旦お母さんが焦ると、悪循環から抜け出せなくなるので、赤ちゃんにイライラする時は遠慮なく周囲の人に預けて、一旦距離を取っても良いと言われました。

 

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さく乳器や母乳冷凍バッグを使うと、人に預けても母乳育児ができます。

どんなタイミングで母乳をあげたら良いの?

生後1~2ヵ月頃までは、時間や量にこだわらず、赤ちゃんが欲しがる時にあげてください。

母乳の分泌が良くなり、赤ちゃんの飲む量も増えてくると、授乳間隔もあくようになり、授乳リズムも自然にうまれます。

授乳中はテレビなども消し、ゆったりした気持ちであかちゃんと向き合いましょう。

 

赤ちゃんのげっぷ

母乳を飲ませたあとは、赤ちゃんの身体をまっすぐに立てて、少し肩に寄りかからせるように抱いて、背中を軽くさすり、飲み込んだ空気を吐かせます。

 

お乳を吐くとき

赤ちゃんの胃の形は、立てたとっくりのような形で、入り口のしまりもよくありません。

そのため、横になったりするとすぐに溢れてお乳を吐いてしまうことがあります。

これは「溢乳(いつにゅう)」といい、吐いたあと、機嫌が良く、また元気にお腹をすかせて飲むようであれば心配ありません。

しかし、飲むたびに勢いよく吐く、吐き方が日に日に激しくなる、体重が増えないという時は、小児科の診察を受けてください。


母乳はいつまであげたらいい?

いつまでにやめなくてはいけない、ということはありません。

時期がくれば自然に離れていくので、それまで待つという考え方もあります。

ただ、1歳を過ぎるとだんだんやめにくくなることがあるので、様々な事情でやめようと思うのであれば、1歳は一つの目安と言えるでしょう。

WHOでは、適切な栄養を摂りながら、2歳以上まで授乳をすることが推奨されています。実際には1歳~1歳5ヵ月頃で卒乳する人が多いようです。



ミルクは使っちゃダメ?

体重増加の様子から見て母乳が足りないと考えられるような時は、ミルク(人工乳)で補います。

また、お母さんが病気だったり、用いている薬の影響を考慮して、ミルクを使ったほうが良いこともあります。

母乳にミルクを補う方法(混合栄養)、ミルクだけにする方法など色々あるので、小児科に相談すると良いでしょう。

 

赤ちゃんに申し訳ない・・・

母乳をあげられない…と赤ちゃんに申し訳ない気持ちになるお母さんもいますが、現在市販されているミルクは品質も良いので、安心して与えましょう。

母乳と同じ気持ちで、テレビなどは消し、赤ちゃんを抱いて顔を見て話しかけながら飲ませてあげれば、絆も生まれていきます。

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ミルクの飲ませ方

粉ミルクは、各製品に指定されている通りの濃さに溶かすことが大切です。

注意
濃い濃度で調乳すると、水分不足を招いたり、腎臓機能に負担をかけたりすることになるので注意してください。

ミルクを飲ませるとき、温度は赤ちゃんの体温程度にし、必ず赤ちゃんを抱いて乳首を深く含ませ、乳首が常にミルクで満たされるように哺乳びんを傾けます。

1回の哺乳時間が10~15分程度で終わるように、赤ちゃんの月齢や吸う力を考慮して乳首を選びましょう。

赤ちゃんによって飲む量が違ったり、日によってムラもありますが、機嫌が良く、うんちもよく出ていて、身長・体重が身体発育曲線のカーブに沿って増えていれば心配ありません。

勢い良くミルクを飲むと、飲みこむ空気の量が多くなりがちです。

飲ませたあとは、母乳の時と同じようにげっぷをさせましょう。

ミルクの飲ませ方まとめ
・指定されている通りの濃度で、人肌の温度で溶かす

・必ずあかちゃんを抱っこして

・乳首が常にミルクで満たされるように

・1回10~15分が適正

・飲ませたあとはげっぷをさせる

 

ミルクを嫌がる時は

赤ちゃんがミルクを嫌がっても、無理に飲ませる必要はありません。

白湯などで水分を補い、何日か様子を見ることが大切です。

ミルクを嫌がる理由は赤ちゃんによって違いますから、長く続くようなら小児科に相談してみましょう。

 

粉ミルクをつくる時(調乳)の注意点
・手は石鹸で洗って清潔にします

・哺乳びん、乳首などは消毒して用います。

・粉ミルクは、添付のスプーンを用い、上の方から使います。必ず決められた濃度にしましょう。

・毎回1回分ずつ作ります。飲み残しを後であげてはいけません。

 

粉ミルクの保管

・スプーンは缶から出し、清潔なところに保管します。缶の中に入れておくと、細菌が増えやすくなります。

・開封した缶は乾燥した涼しい場所に置きます。冷蔵庫に入れてはいけません。出した時に缶に水滴がついて粉ミルクを湿らせてしまいます。

・開封後はなるべく早く使いきります。

 

調乳に使う水

井戸水や湧き水の雑菌は、大人は大丈夫でも赤ちゃんは体調を崩すことがあります。

粉ミルクの調乳や赤ちゃんの水分補給には、水道水か水質基準に合格した井戸水、ミルク調製用の密封容器に入っている水を、一度煮沸させてから使いましょう。

ミネラルウォーターはミルクのミネラル濃度のバランスを損なうおそれがあります。



さいごに

できるだけ母乳で育てたほうが良いとはされていますが、混合栄養になってもデメリットはなさそうです。

赤ちゃんに申し訳ないと、自分を責めることなく、可愛い赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。

もし、赤ちゃんにイライラしてしまう時があっても仕方ありません。遠慮せず周囲の人に頼るようにしましょう。

 

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