新人介護職必見!【高齢者レクリエーションの目的】はじめてレクをする人向け

 

施設や病院で働いている職員の方は、職種にもよりますが、高齢者対してレクリエーションをする機会があると思います。

レクリエーションの種類にばかり悩みがちですが、目的もしっかりと意識してレクリエーションを行いたいものです。

では、さっそく、高齢者にレクを実施する時も目的をみていきましょう。

 

高齢者の特性を理解する

老年期障害では、身体機能の低下、認知機能の低下が起こり、これまでできていたことができなくなります。

その結果、精神的にも落ち込み、意欲が低下します。

意欲が低下すると活動性が低下。人と関わる機会が少なくなり、ふさぎ込んでしまいます。その結果、孤独感・喪失感に襲われます。

また、「できない自分」を感じ、自尊心まで傷つけられてしまうのです。

 

 

レクリエーションの目的

①楽しむこと

レクリエーションで一番重要なのは、楽しいということです。

「また参加したい」と思うような内容でなければ、モチベーションを引き出すことはできません。

 

②安心感の提供

老年期障害の方は孤独感、喪失感を抱えている方が多いです。そこで、集団に参加することで安心感を感じていただきます。

集団に参加している他の高齢者の方と、思いや悩みを共有することで、「一人ではないんだ」と感じることができます。

 

 

また、点・線・面で考えた時、高齢者の方は安心感を得やすいとされています。

点:ひとり

線:二人(二人がつながったのを、線で表しています)

面:集団

 

風船バレーを例に挙げると、一人(点)の状態で孤独感を感じていたが、向かいにいる人に風船を飛ばしたら返ってきた(線)。仲間が大勢いて、自分が飛ばした風船は、誰かが返してくれる(面)。

この状態は、自分が集団の仲間であるという認識が生まれており、安心感を得ることができます。風船バレーの他にも、物を介して安心感、帰属欲求を得ることができる活動は沢山あります。職場に作業療法士がいる場合、ちょっと聞いてみても良いかもしれません。

 

③自尊心を保つこと

内容が難し過ぎて、失敗体験が続くと、自尊心が傷つけられます。

勝負系のレクリエーション(輪投げや的当てなど、点数のつくもの)は、盛り上がりはしますが、参加している方にレベルの差がある場合、避けたほうが、全員で楽しむことができます。集団にどのような方が参加するのかを、しっかりと把握しておく必要があります。

身体機能、認知機能はどのくらいの方が参加するのか、参加者の方の情報をインプットしておくことが重要です。

 

④その他

・身体機能の維持・向上

・活動性の維持・向上

・精神面の安定を図る

・生活リズムを整える

・施設内、病院内での人間関係を築く など

 

レクリエーション、集団活動を盛り上げる時のコツ

①レクを実施する職員が、自然体でいること

ベテラン職員のレクはなぜ盛り上がるのか。それは、その人が自然体でいるからです。

集団に参加している方との関係性がしっかりとできあがっているからです。

 

はじめてレクをする時、どうしても緊張してしまいますよね。

「大勢の人の前で、変なことを言ってしまったらどうしよう」

「先輩も見ているし、嫌だな」

「しらける!誰も笑わない、どうしよう・・・」

このような不安は、参加者の方にも伝わってしまいます。緊張のあまり小声になり、言葉はしどろもどろ。不安な気持ちが伝染し、なんとなく変な空気の集団が完成です。

 

こうならないために、適度に緊張を逃がしましょう。最初から100点のレクをする必要はありません。参加者の方や、他の参加者の方も、あなたが緊張していたとしても、温かい目で見てくれます。一生懸命さは伝わります。

あなたにはあなたにしか作れない集団の空気があります。レクをする職員は、各々の特性を活かして、それぞれ違ったレクを参加者の方に楽しんでいただけたら良いかなと思います。

注意
自然体でいても、言葉遣いには注意が必要です。友達に話すように参加者の方に話すのはよくありません。目上の方だたいうことは忘れないようにしましょう。

 

②はじまりと終わりを明確にすること

何時まで続くのかわからない、活動が始まったのか、終わったのか分からない

このような状況は、参加者の方の集中力を削いでしまいます。

認知症の方であれば、見通しのたたない集団の中では、レク中もずっとソワソワしていることでしょう。自分で車いすを動かして、どこかへ行ってしまうかもしれませんね。

 

なので、「はじめます」「終わります」と分かりやすい言葉で、はっきりと伝えるようにします。

 

 

③流れを簡潔にすること

1時間の活動の中で、体操や音楽、ゲーム等、様々な要素を取り入れる場合、

「次になにするんだろう」「あ、さっきのはもう終わったんだ」と参加者の方が感じている時は、メリハリが足りていない証拠です。

認知症の方や元々精神疾患を抱えていた高齢者の方は特に、場面の切り替えが苦手です。場の区切りを意識し、分かりやすくしましょう。

 

口頭だけでは場面の切り替えが難しい集団の場合は、ホワイトボードに歌詞カードを貼ったり、ゲームを始める前にでかでかとゲームの名前を書く等して、視覚刺激を用いるのが有効です。

 

まとめ

なによりも大切なのは楽しんでもらうこと。そして自分も楽しむことです。

自分も楽しんで、自然体でいれば、温かい雰囲気が生まれます。「レクしなきゃ・・・嫌だな、緊張するな」と気負い過ぎることなく、のんびりやっていきしょう。

 

 

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